お風呂は何畳がベスト?浴室サイズ選びの基準と注意点
これから家を建てる、またはリフォームを考えている方は、浴室のサイズ選びに悩んでいるかもしれません。
「お風呂は何畳がちょうどいいのか」「広すぎるのか狭すぎるのか不安」
そんな疑問をお持ちの方へ、家族構成やライフスタイルに合わせた浴室の適切なサイズ選びの基準と、注意点をご紹介します。
後悔のない浴室選びの参考にしてください。
□お風呂は何畳が良い?浴室サイズ選びの基準
浴室の適切なサイズは、家族構成やライフスタイルによって異なります。
一般的に、0.75坪から1坪が目安とされています。
1坪は約2畳なので、畳で数える場合は2分の1にして考えてみましょう。
1坪あれば、十分な広さといえますが、家族構成や将来のことも考えると、もう少し広めの方が安心できるでしょう。
例えば、小さなお子様がいるご家庭や、高齢の家族がいる場合は、1.25坪や1.5坪の浴室も検討する価値があります。
1:家族構成と浴室のサイズ
・単身世帯:0.75坪~1坪
・夫婦世帯:1坪~1.25坪
・3人家族:1.25坪~1.5坪
・4人家族以上:1.5坪~
2:浴槽のサイズ
浴槽のサイズは、浴室全体のサイズと同様に、家族構成やライフスタイルによって適切なサイズが変わってきます。
小さすぎる浴槽は窮屈でくつろげないだけでなく、広すぎる浴槽は湯冷めしやすく、光熱費の無駄にもつながります。
3:浴室の広さとサイズ感
・~100センチメートル:成人女性でも足を曲げて入る形でゆとりがなく、最も狭い
・~130センチメートル:身長160センチメートル前後の方ならゆったり入れる
・~140センチメートル:身長180センチメートルの方でも膝を少し曲げれば入れる
・~160センチメートル:広めでゆったりと膝を伸ばしてお湯に浸かれる広さ
・~180センチメートル:親子入浴でも余裕をもって入れる
□浴室サイズ選びで知っておくべきポイント
浴室のサイズを決める際には、以下のポイントも考慮しましょう。
1:ユニットバスの搬入経路
ユニットバスは、設置場所まで搬入する必要があります。
搬入経路が狭いと、希望のサイズのユニットバスを設置できない場合があるので、事前に確認が必要です。
特に、玄関から浴室までの通路の幅や、廊下などの曲がり角の幅に注意が必要です。
目安として、通路の幅は65センチメートル以上、曲がり角の幅は75センチメートル以上確保しておくと安心です。
2:浴室の形状
浴室の形状によっては、希望のユニットバスを設置できない場合があります。
例えば、浴室内に柱や梁がある場合、ユニットバスの設置が困難になることがあります。
また、浴室の天井に傾斜がある場合も、希望のサイズが入らない可能性があります。
3:ユニットバスの規格サイズ
ユニットバスは規格品なので、オーダーサイズはありません。
そのため、現在の浴室サイズに一番近い規格サイズのユニットバスを選ぶことになります。
希望のサイズに近いユニットバスが見つからない場合は、ひとまわり小さいサイズを選ぶことも検討しましょう。
4:浴室拡張
現在の浴室が狭くて、希望のサイズにできない場合は、浴室拡張を検討することもできます。
ただし、浴室拡張には、費用や工期が掛かることを考慮する必要があります。
□まとめ
浴室のサイズは、家族構成やライフスタイルによって適切なサイズが異なります。
一般的には、0.75坪から1坪が目安ですが、家族構成や将来のことも考慮して、余裕を持ったサイズを選ぶことも大切です。
浴室のサイズを決める際には、ユニットバスの搬入経路や浴室の形状、ユニットバスの規格サイズなども考慮し、事前にしっかりと計画を立てましょう。
後悔のない浴室選びをするために、この記事を参考にして、最適な浴室サイズを見つけてください。